連絡帳やメールで欠席連絡をする小学校があります。
欠席の連絡の種類ごとに、印象のよい書き方を紹介します。
まず一言目は、「いつもお世話になっております。」がよいでしょう。それに続いて、以下のように書いてみてください。
体調不良で欠席するとき
いつ、何があって欠席するのか具体的に書きましょう。次の日は登校できる場合、薬や体育を見学するなどの配慮がいれば、そのことを書いておきましょう。薬は自分で飲めるようにしておいたほうが良いですが、薬を口に入れてほしければ、お願いを一言書いておきましょう。
出席停止の感染症の場合、欠席が長くなり授業の遅れが気になります。小学校とはいえ、毎日の内容は盛りだくさんです。再登校してからの負担が軽くなるように、教科書のページや漢字や計算のドリル、音読など学習が進む予定を聞いておきましょう。出席停止だけど熱はなくて元気なときは、ぜひやらせておきましょう。
身内に不幸があったとき
忌引きのときには、身内の誰が亡くなったのか、明確に書きましょう。出席の事務処理に必要な情報になるので、書いていないと後に確認の連絡がくると思います。誰が亡くなったのか、周りに知られたくなければ、内密にしてもらうよう、一言書いておきましょう。
登校を渋っているとき
登校を渋る原因はたくさんあり、子どもによって違います。原因がない場合もあります。「不登校になるんじゃ・・・」と慌てずに、様子をみて話を聞きましょう。話を根掘り葉掘り聞くと、子どもが理由を自分で作ってしまうこともあります。2~3日続くようなら、担任に電話をして、一緒に対応を考えてもらいましょう。近年、不登校への対応は多様化しているので、あまりにもつらそうであれば無理強いせずに、休ませましょう。
もちろん、つらい時期が短期間で終わるお子さんや、無理矢理連れて行ってなんともないお子さんもいます。こればかりは、どの子にも当てはまる対応はないのです。
登校渋りが長期にわたると、親は疲弊します。家族や親戚、公共サービスなどを頼って、親もストレスをためすぎないようにしましょう。
家庭の都合で欠席するとき
価値観が多様化し、このような家庭も増えました。ただ、仕事の都合はよいかもしれませんが、学校の都合は個人のためにはつけられません。小学校の先生は、休んだ間の学習を学校でなんとか補おうとします。実はこれ、担任のかなりの負担になるのです。一人で30人に授業をして、体調不良の欠席のフォローも大変なのに、家族旅行となると、正直なところ印象はよくありません。
家で進んだ内容をできるだけフォローするという姿勢を見せておくとよいでしょう。
また、旅行の日程が分かれば、できるだけ早く連絡をしておき、近づいたら再度連絡で断りをいれましょう。悪いことをしているのではないのですが、リアルな教室では、休むと当番や話し合いなど細かなところにも影響がでるのです。
欠席連絡は確実に!!
一番印象を損ねるのは、無断欠席や嘘をついての欠席です。親からは見えませんが、ほとんどの担任は心をこめて指導にあたっています。誠実に接してくださる保護者の子には、担任も全力で応えようとします。不誠実に感じる保護者の子には、指導をしても効果がないことも多く、本当に成長させようとした声かけも躊躇することがあります。
我が子が、周りからかわいがられる大人になるために、担任への丁寧な連絡など、一般的な常識となることは親がしっかりやって見せておきましょう。親の背中から子どもは学びます。
コメント