連絡帳の書き方(欠席するとき)

お作法
小学校で我が子を伸ばしましょう

連絡帳やメールで欠席連絡をする小学校があります。

欠席の連絡の種類ごとに、印象のよい書き方を紹介します。

まず一言目は、「いつもお世話になっております。」がよいでしょう。それに続いて、以下のように書いてみてください。

体調不良で欠席するとき

風邪など

・昨夜熱が○℃出たので、本日は欠席させて病院に連れて行きます。熱が下がれば明日は登校させます。

・熱はありませんが、咳(頭痛、腹痛など)がひどく授業を受けられそうにないので欠席させます。おさまったら明日は登校させます。

・咳(頭痛、腹痛など)がおさまらないので、昨日に引き続き欠席させます。病院につれていき、何かあれば連絡いたします。調子がよければ明日は登校させます。

いつ、何があって欠席するのか具体的に書きましょう。次の日は登校できる場合、薬や体育を見学するなどの配慮がいれば、そのことを書いておきましょう。薬は自分で飲めるようにしておいたほうが良いですが、薬を口に入れてほしければ、お願いを一言書いておきましょう。

出席停止の感染症など

・昨日病院で、インフルエンザ(コロナウイルス、溶連菌感染症など)の診断を受けました。医師より○日から登校してよいと言われたので、それまで休ませます。熱が下がれば家で勉強をさせますので、課題と○日の持ち物を教えていただけると助かります。

出席停止の感染症の場合、欠席が長くなり授業の遅れが気になります。小学校とはいえ、毎日の内容は盛りだくさんです。再登校してからの負担が軽くなるように、教科書のページや漢字や計算のドリル、音読など学習が進む予定を聞いておきましょ。出席停止だけど熱はなくて元気なときは、ぜひやらせておきましょう。

身内に不幸があったとき

親族が亡くなったとき

・○日に、父方(母方)の曾祖父(曾祖母など)が亡くなりました。葬儀に出席するため、○日(~○日まで)は学校を休ませます。○日の持ち物など教えてください。

忌引きのときには、身内の誰が亡くなったのか、明確に書きましょう。出席の事務処理に必要な情報になるので、書いていないと後に確認の連絡がくると思います。誰が亡くなったのか、周りに知られたくなければ、内密にしてもらうよう、一言書いておきましょう。

登校を渋っているとき

登校を渋っているとき

・腹痛(頭痛など)がひどいというので休ませます。気持ちの問題もあるようです。今日は休ませて様子をみて、続くようであればご連絡させてください。

・昨日、○○があったことで学校に行きたくないと言っています。本人から話を聞いていますが、学校の様子がよく分からないので、教えていただくと助かります。

登校を渋る原因はたくさんあり、子どもによって違います。原因がない場合もあります。「不登校になるんじゃ・・・」と慌てずに、様子をみて話を聞きましょう。話を根掘り葉掘り聞くと、子どもが理由を自分で作ってしまうこともあります。2~3日続くようなら、担任に電話をして、一緒に対応を考えてもらいましょう。近年、不登校への対応は多様化しているので、あまりにもつらそうであれば無理強いせずに、休ませましょう。

もちろん、つらい時期が短期間で終わるお子さんや、無理矢理連れて行ってなんともないお子さんもいます。こればかりは、どの子にも当てはまる対応はないのです。

登校渋りが長期にわたると、親は疲弊します。家族や親戚、公共サービスなどを頼って、親もストレスをためすぎないようにしましょう。

家庭の都合で欠席するとき

家族旅行で欠席するとき

・○月○日から○日まで、仕事の都合がつき、旅行にいくことになりましたので欠席させます。授業や行事などでは、ご迷惑をおかけします。休みの間に授業で進むところや、宿題など、家でやらせますので、近くなりましたら教えていただくと助かります。

価値観が多様化し、このような家庭も増えました。ただ、仕事の都合はよいかもしれませんが、学校の都合は個人のためにはつけられません。小学校の先生は、休んだ間の学習を学校でなんとか補おうとします。実はこれ、担任のかなりの負担になるのです。一人で30人に授業をして、体調不良の欠席のフォローも大変なのに、家族旅行となると、正直なところ印象はよくありません

家で進んだ内容をできるだけフォローするという姿勢を見せておくとよいでしょう。

また、旅行の日程が分かれば、できるだけ早く連絡をしておき、近づいたら再度連絡で断りをいれましょう。悪いことをしているのではないのですが、リアルな教室では、休むと当番や話し合いなど細かなところにも影響がでるのです。

欠席連絡は確実に!!

一番印象を損ねるのは、無断欠席や嘘をついての欠席です。親からは見えませんが、ほとんどの担任は心をこめて指導にあたっています。誠実に接してくださる保護者の子には、担任も全力で応えようとします。不誠実に感じる保護者の子には、指導をしても効果がないことも多く、本当に成長させようとした声かけも躊躇することがあります。

我が子が、周りからかわいがられる大人になるために、担任への丁寧な連絡など、一般的な常識となることは親がしっかりやって見せておきましょう。親の背中から子どもは学びます。

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