小学校に入ると、夏休みにたくさんの宿題が出ます。これは親にとっては悩みの種ですよね。ただ終わらせるだけではもったいない。学校の夏休みの宿題を最大限活用して、子どもを伸ばす方法をまとめました。
夏休みの宿題は何のため?宿題でわが子の特性を理解しましょう
夏休みの宿題をやれば学力が上がるとは思えないんだけど・・・?
夏休みの宿題は、子どもの理解度を親が知るためにとてもよいものです!
夏休みは、「お父さん先生」「お母さん先生」になってみてください。
子どもは夏休みとはいえ、大人はいつも通り仕事で忙しいとは思います。
帰宅してからや、休みの日だけでも効果はあります。
お子さんは、何が得意で何が苦手か、くわしく言えますか?
お子さんが宿題をする様子を見たり、丸付けしてあげたりすると、わが子の力を把握することができます。
学校では、先生一人が約30人の子どもを指導しています。
個人が苦手なところに時間をかけることはできませんし、書き順などの細かなところの間違いまではみることができません。
「勉強は学校や塾でするもの」と丸投げの家庭があります。
反対に、つきっきりで勉強をさせて市販の問題集までさせている家庭もあります。
伸びている子の家庭は、子どもに任せているけれども目をはなさず、ときどき子どもの隣でサポートをしているという共通点があります。
勉強を教えるのは学校とはいえ、将来一緒に進路を考えていくことになるのは親です。
一年かぎりの担任よりも、長い目でみて子どもを一番伸ばすことができるのは、親以外にありません。
普段の宿題を見ていない方は、ぜひお子さんが夏休みに宿題をする姿を見てください。
わが子の知らなかった面がたくさん見えてきます。
夏休みの宿題にはどんなものが出ている?
夏休み帳
1冊の問題集に国語・算数・生活科・理科・社会などがまとめられています。
国語と算数だけのものもあります。
答えがセットでついており、低学年の答え合わせは親がするようになっている学校が多いです。
前の学年の復習もふくめて、今まで学習したことの復習ができるようになっており、色がついていたり、キャラクターが表紙についていたりして、親しみやすい見た目になっています。
自由研究
好きなものや不思議なことをテーマに、調べてまとめる宿題です。
社会や理科の内容がテーマになることが多いですが、数学や言葉をテーマにする子もいます。
理科内容の科学研究をはじめ、コンクール出品につながるものも多く、受賞して子どもの自信を高めます。
賞をとれなくてもずっと思い出に残るようで、これまで研究したことを誇らしげに教えてくれる子がたくさんいました。
苦労した分得るものは大きいでしょう。
自主学習(自学)
普段学校で出されている自学の宿題と同じようなことをしてくるように言われる学校があります。
やってもやらなくてもいい自由課題として出す学校も多いです。
中学校では、自学は予習や復習、テスト対策のようですが、小学校の自学は自由度が高いですね。
私は楽しい自学をする子をたくさん見てきました。
一方で、自由にされると何をしていいか分からず困ってしまう子や、どう声をかけたらよいか分からない保護者もいらっしゃいます。
応募作品
コンクールなどに応募する作品を宿題に出す学校があります。
手続きが複雑な教員泣かせの宿題で、最近減りつつありますが、これで子どもを伸ばす保護者もたくさんいらっしゃいます。
絵や習字、標語、作文などのいろいろなテーマがあり、賞状や賞品がもらえるものが多いです。
絵日記
夏休みの思い出を絵日記にして提出する宿題です。
多くの子は、旅行に行ったことや地域のプールで遊んだこと、おじいちゃんやおばあちゃんの家に行ったことなど、夏休みならではの思い出をかいてきます。
リンク先の記事では、それぞれの宿題についてどのようにサポートしたら効果が得られるのか、紹介しています。
コメント