小学生のものさしはどう選べばいいの?

学習用具

 ものさしにも、いろいろな種類がありお店で迷うことがよくあります。私も最近娘がものさしを買い換えたので、久しぶりに選びましたが、最近は本当に種類が増えたなと思います。ここでは、学校で使いやすいものさしを紹介します。

ものさしはどんなときに使うの?

 学校では、どのようなときに直線を引くのか、具体的に挙げてみました。

 (低)は1・2年生、(中)は3・4年生、(高)は5・6年生として考えてください。

点と点を結ぶとき(低)

プリントなどで、点と点をつないで答える問題があります。点からずれることなく、まっすぐつなぐことが大切です。これは、上の学年で作図をするときに必要な、手先の器用さを鍛えることになるので、最初はゆっくりでも丁寧に習得していきましょう。

本文に線を引くとき(低~高)

教科書の大切な言葉や、テストの本文のキーワードに線を引きながら学習することがあります。1年生でも、後半に入ると、国語や算数で使うことがあります。プラスチック製の透明なものさしだと、国語の教科書に線を引くときでも、字が透けて見えるので引きやすいです。

長さを学習するとき(低)

 2年生の算数で、センチメートルやミリメートルを学習します。長さの概念が習得しやすいよう、30㎝の竹ものさしを購入するよう求められる学校も多いです。竹ものさしは、長さとはどういうものなのか理解するときにとても分かりやすいです。また、ものさしの端が0になっているため、目盛りの読み間違いも少ないです。しかし、この竹ものさしは30㎝なので、筆箱には入りません。長さの学習以降も、竹ものさしを学校の机の中に入れておき、必要に応じて使う学校も多いかと思います。竹ものさしは、長い線を引きやすくする、かつ長さを理解するためのものと考えてよいと思います。

長さを測りとるとき(中~)

 「測りとる」とは、直線を決められた長さにしたり、コンパスを決められた幅に開いたりするときに使う言葉です。2年生は竹ものさしですることが多いかもしれませんが、3年生以降は筆箱に入っているものさしや、三角定規の目盛りで測りとることもあるでしょう。目的は主に、作図です。3年生で円や球を習うとき、辺の長さが指定された三角形などの図形を作図するときなどに、直線を正確に測りとったり、コンパスの幅を測りとったりします。

筆箱用に向いているものさし

 たいていのものさしは、ものさしの端から少しあいたところに0(ゼロ)の目盛りがあるため、長さが苦手な子には混乱しやすいです。このものさしは、端が0になっているので、竹ものさしと同じように使うことができます。選ぶときには、筆箱の大きさをよく確認してください。


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 高学年には、スリムなこのタイプもおすすめです。娘が今気に入って使っているものです。


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そのほか学習に役立つものさし

まずは、教科書にも載っている竹ものさしです。

 (筆箱に入りませんが)長さの学習に最適な竹ものさしです。「両目」とは、片方が1㎜の目盛りまで入っており、反対側が1㎝ごとの目盛りが入っているものさしのことです。長さの学習では、最初にセンチメートルを、「ひとつ、ふたつ・・・」と数えることから始まります。目盛りの線を数えるのではなく、あくまで「目盛りと目盛りの間の幅」を1㎝として、いくつ分か数えるのです。1㎝の幅の目盛りは、長さの基本を身につけるのにとても分かりやすいです。学校にあれば、家用にひとつあってもよいでしょう。


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下は、手が滑って線が引けないお子さんや、目盛りが見えにくいお子さん用です。

透明でないのが難点ですが、ユニバーサルデザインのものさしとして使うことができます。


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学校で困るものさし

 学校の先生に、子どもたちが持ってくると困る文房具ランキングをしたら、必ず上位に入ってくるものさしがあります。それは、△「折りたたみ式のものさし」です。「開くと30㎝ものさしとして使えます」とどこのお店にも売っているので、持ってくる子どもはとても多いのですが、これが悩みの種なのです。まず、開いたり閉じたりして、手悪さをするおもちゃになります。これで音を出す子も多いので、周りの子も気になり、集中力が削がれます。さらに、分解して、他の子のパーツと入れ替わり、誰のか分からなくなってしまった、という話も聞きました。竹ものさしは、30㎝の意味があるのですが、筆箱用のものさしであれば、30㎝も必要ありません。教科書やノートに長い線を引くときにも、ものさしをずらしながら2回に分けて線を引けば、十分です。親がよかれと思って選んでも、周りを困らせるものになってしまうといけませんね。

 キャラクターの文具は、休み時間にお絵かきのお手本にしている子をよく見かけます。お気に入りのキャラクターを、自由帳にそっくりに写せると、満足そうです。しかし、授業中についついノートに描き写してしまう子も、ときどき見かけます。お子さんを授業に集中させてあげるためには、やはりキャラ物は避けたほうがよいですね。

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