小学校の給食

子育て

今時の小学校の給食事情、どうなっているの?

デリケートな給食問題

お昼ごはんを毎日作ることをかんがえると、給食はありがたい存在ですね。

「給食」といえば、「事故」「完食指導」「アレルギー」など、ときどき痛ましいニュースになるため、学校でも特に気をつけているところです。

ただ、テレビのコメンテーターたちの意見を聞くと、一昔前の常識だったり、現場を理解していなかったりと、論点がずれているところをよく見ます。

ここでは今時の給食事情について説明していきます。

※ここでの解説は、アレルギーや持病を考慮したものではありません。お子さんに合わせて解釈してください。

子どもの成長に完璧な栄養補給

給食の主な役目は栄養補給です。

食べたい気持ちを高めるのも大切ですが、娯楽が目的ではありません。

どの親も、我が子の健やかな成長を願っているのですが、毎日の栄養を計算するのはなかなか難しいですね。

毎日学校栄養士による、完璧な栄養バランスの計算がされている給食は、家庭でかなうものではないでしょう。同じメニューは作れるかもしれませんが、給食は大量の食事を作れる強みを活かして、多様な食材を使っています。

ちなみにうちの子どもは持病で食事制限があり、食品ごとの栄養成分を計算していた時期があります。栄養について知れば知るほど給食の偉大さを知り、子どもの体を作ってくれているありがたみを感じました。(牛乳は栄養価の高い優れた食品です!)

好き嫌いをできるかぎりなくし、食べ方がすてきな大人に育てましょう

最近は「無理に食べなくていい」という風潮がありますが、何でも食べられるにこしたことはありません。何でも食べられることは、大人になった我が子をすてきに見せてくれます。すてきな食事会で好き嫌いをせずにおいしそうに食べる人は、招待する側から見ても感じの良いものでしょう。

学校給食では、家ではあまり食べない料理や食材が出てくることがあります。「めずらしいものが食べられてよかったね。」「うちではその料理は作れないから、学校で味わってきてね。」など、食べ慣れていないものを前向きに食べられるようにしてあげましょう。

また、食べるマナーも身につけてほしいところです。

日本では、箸を正しくもったり、器を持ち上げて食べたりといったマナーがあります。和食のマナーは家で教えてあげましょう。マナーが国によってちがうといった話をするのも、国際的な視点を養うことができるのでいいですね。

学校は、家族以外の人と過ごし、さまざまな価値観に出会う場です。だからこそすてきなマナーを身につけ、学校ですてきな姿を見せてくれていたらうれしいですね。

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