
もうすぐ雨の季節。早めに準備をしておきたいんだけど・・・
百均の傘でいいかしら。

子ども用の雨具も、選び方にこつがあります!
低学年であれば、レインコート(カッパ)がよいでしょう。

レインコートって、着たり脱いだりするもの大変だし、片付けもめんどう・・・。
安い傘でいいんじゃないの?
低学年の雨具
低学年には、レインコートがおすすめです。なぜかというと、傘には次のようなデメリットがあるからです。
・とにかく壊れやすい。「傘は消耗品です。」とおっしゃる保護者も。低学年に百均の傘はとてもおすすめできません。
・まわりの友達にあてて怪我をさせることがある。
・学校に着いてからテープを巻いてまとめるのに慣れが必要。(傘をたたんだ後、テープでまとめておかないと、少し開いた状態で上から他の子が傘を突っ込むこともあります。)
・手が塞がってしまう。
・帰り道に晴れたら、杖のようにして先を壊したり、刀のように振り回したりして遊ぶ。
・風が強いと体が車道に引っ張られることがあり危険。
傘にまつわるトラブルは様々…。私は、小降りの雨でも低学年にはレインコートを勧めています。レインコートで難点を挙げるとしたら、脱着が難しいことでしょうか。レインコートを購入したら、通学カバンの上から脱ぎ着する練習が必要ですね。それでも、安全にまさるものはないでしょう。

ユニクロなどの大きなビニール袋を通学カバンに入れておくと、下校時に晴れてもレインコートを入れて帰るのにちょうどよいです。レインコートに付いてくる袋は小さく、学校でたたんで入れるのは大変だからです。学校でレインコートを吊す場所がないときにも、周りの物を濡らさず片付けることができます。
値段がしますが、着させて安心です。悪天候に負けずに歩く我が子を頼もしく守ってくれます。黄色は周りの車や自転車へのアピール力も最強ですね。

レインコート選びで大切にしたいのは、通学カバンの上から着られること以外にも、
①破れにくさ、②フードが深く雨水を防ぎ通学帽子もカバーできるか、③首元もスナップで止められて雨水が浸入してこないか、といったところです。
低学年用の傘
傘を持たせるのであれば、とにかく子どもが使いやすいものを選び、傘を差したり巻いてたたんだりする練習をしっかりして、雨の日に備えましょう。

低学年に持たせる傘の条件としては、
①先が丸い、②巻いたあとにマジックテープで止められる、③骨がグラスファイバー
といったところでしょうか。透明窓はあまり実用性はないと感じています。
あまり代わり映えのしない商品のリンクを載せていますが、低学年の子に傘のおしゃれさは必要ありません。安全性・機能性だけを求めてよいと思います。色も黄色一択だと思います。命を守ってくれるものです。
その他の雨具
傘と併用する必須アイテムです。雨が横から入るのを防いだり、ランドセルを水から保護したりするのに役立ちます。撥水が弱くなるので、ときどき防水スプレーでケアしましょう。
長靴を履いた日には、好奇心旺盛な男子は自分から水たまりに入っていきます。同じ入るのであれば、水が中に入りにくい長靴で( ̄。 ̄;)
機能的でもかわいい長靴もありました!女子も水たまりに吸い寄せられるように入りにいきますよ。
レインコートと長靴の隙間が少ないほど、雨に濡れにくく、泥はねもつきにくいです。
その他雨の日の必須アイテム
どれだけ備えても、靴下が濡れることはあります。通学カバンには、常に予備の靴下を(パンツも)ビニール袋に入れて、小さいポケットなどに常備しておきましょう。お子さんにも、そこに予備があることを必ず伝え、濡れたら学校で履き替え、ビニール袋に入れて持ち帰るよう言って聞かせましょう。これは以外と難易度の高いミッションです。自分で判断して履き替え、濡れたものを持ち帰ったらたくさん褒めてあげましょう。
マスキングテープや油性ペンでの印、防水仕様のシールなどを傘の持ち手につけておき、目印とすることをおすすめします。傘立てから一目で自分の傘を探せるようにするためです。友達が間違えて持って帰ることも防げますし、傘が行方不明になったときには探してもらう目印とすることもできます。自分の傘だと素早く判断できると、慌ただしい下校時に余裕ができます。

雨だからといって、親が車で送迎するよりも、歩いて登下校した方が子どもの自信につながりますし、なんといっても生きる力を育むことができます。休校になるほどでもない悪天候は、子どもを賢くするよいチャンスです。信頼できるアイテムを揃え、使い方を教えて、自信をもって送り出しましょう!(かわいい子には旅をさせよ、の感覚ですね)
※レインコート+傘で装備している子をみますが、私はレインコートだけで十分(むしろ傘があると危ない)派です。
コメント